“何か”が音を立てて崩れた・・・・。










































リアリティ4




































4限目が終わって私はすぐに侑士のマンションの前まで来た。
前に何度も来たことがあるけどやっぱり凄い・・・。
私はマンションを見上げてそう思った。
だって高級マンションだもん。
お金持ちだなー・・・・。
って・・話しがずれてた・・・・。
気持ちを引き締めて私は侑士の部屋まで行くことにした。


侑士の部屋の前まで来た。
インターホンを押して、しばらくしたらロックが解除される音がした。
扉が開いたと同時に侑士の顔を見えた。
少し険しい顔をしている・・・・。
「やっほ」
「・・・・・・・・」
何か・・・辛そう・・・昔の私みたい・・・・。
私は侑士の家の中に入っていった。
勝手にソファーに座らせてもらったら、侑士がお茶を持ってきた・・・・。
「ありがとう・・・」
私はそう言って侑士からお茶をもらった。
コップに口を付けてお茶を飲む・・・・。
冷たいお茶がのどを通って、その冷たさが体に浸透した。
お茶を半分くらい残して、目の前のガラステーブルに置く。
侑士は私の隣のソファーに座った。

何も話すことが無くて、沈黙だけが流れた。
私は内心、ドキドキしていた。
侑士は何に悩んでいるのだろうかと・・・・。
「・・・・なぁ・・・
不意に名前を呼ばれ、身体が過敏に反応する。
私は顔だけを侑士の方に向ける。
は俺のこと信用しとる?」
急に、そんなことを聞かれても・・・・。
侑士を信用しているか?
「うん。侑士のこと、信用してるよ」
じゃなかったら、私の過去を隅(すみ)から隅まで話さないよ・・・。

そう私が答えたら、侑士の顔は少し険しくなった・・・。
「・・・・、最近無理しとらんか?」
「無理・・・・?」
無理なんてしていない・・・。
第一、何に無理をしなきゃいけないのだろう・・・?
「無理なんてしてないよ・・・」
「なら何で、そんな辛い顔をしとるん?」
ハッっとした・・・。
侑士が何を言いたいかまでは分からなかったけど・・・・。
多分「母」繋がりのこと・・・・。
私は無意識のうちに無理をしていたんだ・・・・。
・・・母親に会うんやろ?」
「何で、・・・・・侑士がそのことを?」
「昨日、親父さんと会ったンや」
侑士は私の顔をしっかり見る。
「なあ・・・・俺、そんなに信用されてへんのん?」
「え?」
「何で、俺に話してくれへんかったん?」
ドクン、ドクン、胸の鼓動が鳴り響いた・・・。
嫌だ・・・嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だイヤダイヤダ・・・・


『お前みたいな奴は、だれも好きにはならないんだよ!』

やめて・・・・。

『お前なんか生まれなければよかったのに』


は俺のこと、本当は信じられへんのん?」

ち    が    う

そうじゃない・・・。

『お前はずっと【独り】なのよ』





























































































気が付いたらどことも分からない公園にいた・・・・・。
腕を見てみると痣だらけだった。
この状態じゃあ顔まで痣があるだろう。

「・・・・?」

声がして、恐る恐る後ろを向くと跡部がいた。
「あ、と・・・べ?」
「どうしたんだよ・・・・・いつもよりひでぇじゃねえか」
跡部にそう言われて、涙が出てきた。
嗚咽で、声が出ない・・・。
「おい・・・どうしたんだよ・・・・」
跡部にしては珍しくあわてた様子だった。
「とりあえずこれ被れ」
そう言われて頭にジャージが被された。
「お前の家に帰るか?」
私は首を振った。
今家に帰っても父さんに迷惑掛けるだけだから。
「じゃあ、オレの家に来い」
有無を言わせない命令口調で跡部は言った。
跡部は携帯を鞄の中から出して、どくかに電話していた。
多分、車でも呼ぶんだろう・・・・。


「ちょっと歩くからついてこい」
そう言われて私は跡部の後ろをトボトボついていった。






















大きな物を失ってしまった人形は




もう








動くことすら出来ません・・・・・・。

















to be continuation.







ここで途中あとがき〜(なんじゃそりゃ)


やっと、3分の1程度話が進みました。
これからどうなるのでしょうね?
・・・・・。
それより、早く終わらせて
さんと忍足兄さんの出会い編のドリームや、逆ハーチックな旅行話もシリ−ズとして出したいです・・・。

それでは・・・。

























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