/
  /
  /


流れ星を君に




ジローは電車に乗っていた。
理由は、ジローの母親の実家に行くためだ。
別に家にいてもいいのだが、家には誰もいないので仕方なく田舎に行っているのだった。
ジローの横に、可愛らしい女の子がいる。
彼女の名前は
ジローの従妹に当たる関係だ。
何故がジローの横にいるか・・・・・。
それは、言わなくても分かるだろう。
ジローが寝過ごしてしまう危険性があるためだ。
そのためには一度ジローが乗る駅まで行き、そしてジローを降りる駅までつれていく。
そして、実家までつれていく。
という大役を果たしている。

「じろーちゃん。起きて。
 次の駅で降りるよ」
ジローの体を少し揺すってみる。
驚くことに、それだけでジローはゆっくりと目を開いた。
「・・・・・・・・分かった」
ゆっくり呟いた。

はジローより1つ年が小さい。
小学校の頃は良く、の方がジローの家を尋ねていた。
ジローもそれが楽しみだった。
ジローはのことを妹のように接した。
元々ジローは一人っ子な為に、小さい頃は「弟か妹が欲しい」と思っていた。
その対象がだった。
は元々人懐っこい性格で、「可愛い」と誰もが思ってしまうほどだった。
「じろーちゃん。もうすぐだからね〜」
「うん・・・・・・」
速度はカメくらい遅いと思われるスピード(実際はそれ程遅くない)
はジローが寝ないように一生懸命話しかけていた。
ジローはそれに相づちをうつだけだ。




「ただいまー」
が玄関の扉を開きながら言った。
「なるなら、いつもの部屋で寝てね」
必死に眠気と戦っているジローに、は笑顔で言った。
玄関から居間へ、はすぐにいく。
「母さん、じろーちゃんが寝るための布団の準備を手伝って」
勢いよく、扉が開く。
そこにはこたつに座って談笑している、とジローの母親がいた。
「お帰り。思ったより早く帰ってこれたわね」
「うん」
「場所はいつもの場所ね」
「そうだよ」
その言葉の後に、の母はゆっくりと立ち上がった。






しばらくしてジローが寝ている布団がごそごそ動く。
もう日は落ちて、夜の時間になっている。
ジローはゆっくりと体を動かして辺りを見回す。
「あれ・・・?」
ジローは何かがないことに気が付き、布団の中から出る。
そして居間に向かう。

「・・・・ちゃんは?」
「あらジローくん、起きたのね」
ジローは辺りをきょろきょろ見る。
はほしみの丘に行ったわよ」
ちゃんのお気に入りの場所?」
「ええ。そうよ。ジローくん、悪いんだけどを迎えに行ってあげてくれる?」
ジローはゆっくりと頷く。
「慈郎、途中で寝ないでね」
ジローの母親がくぎを差しておく。
ゆっくり頷いてジローは玄関に向かう。







「きらーきいらーひかる〜」
小さな丘から女の子の声が聞こえる。
「おそらの星よー」
どうやらキラキラ星を歌っているようだ。
「瞬きしてはーみんなをみてる〜」
ちゃん・・・・」
少女の歌の途中でジローが名前を呼ぶ。
「あ、じろーちゃんだ」
ここに座ってと、言って自分の隣を指す。
「また・・・・星を見てたの?」
「うん。」
は空を見上げる。
「都会じゃさ、あんまり明るすぎて星が見えないよね・・・・」
「そうだね・・・」
は星空に両手を伸ばす。
「じろーちゃんは、何で私が星を見るか知ってる?」
「しらない・・・・」
星空に伸ばしていた両手をゆうきはおろす。
「小さい頃ね、流れ星を見た・・・・・。
 それはね・・・1回や2回じゃなくて、何回も」
そのことを思い出すかのように目を瞑る。
「で、思った。流れ星が欲しいな・・・って」
子供じみててごめんね。っと、は付け足した。
「そんなこと無いよ」
「そうかな・・?」
「うん。」
「ありがと」
にっこりと二人は笑いあった。
「俺がね、流れ星を取ってきてあげるから」
ちゃんって言う流れ星を)
ちゃん、もし良かったら俺と付き合ってみない?」
「え・・・・・?」







END






いや・・・・微妙・・・・。
こまさん、ごめんなさい(土下座)
駄文の中の駄文です。

うーん・・・・。
いまいち構想がまとめられていなくて・・・・。
こんな物、本当にさしあげてよろしいのでしょうか?

それでは・・・。
これからもサイト運営頑張って下さい。










SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送